本プログラムでは、4つの実践人材コース(集積回路、生産技術、半導体プラズマプロセス、パワーデバイス)を設定しています。所定の科目を履修し、最後に高度実践実習を履修していただくとコース修了認定となります。一方で、より広い分野の方に半導体に学んでいただき、それぞれの専門性で生かしていただく、分野横断人材コースも用意しています。みなさんの学びに合ったコースを受講してください。コースに関わらず、聞きたい講義を個別に選んでいただくこともできます。

専門(基礎)科目群

半導体に関する基礎的な知識を中心とした科目群です。学術的な内容だけではなく、産業動向や工場見学などの内容も含んでいます。(工学部の電気電子工学科や応用物理工学科の学生の方で既に正規の授業で学んでいる方は申請をしていただければ履修認定を行う予定です。すでに知っている授業を改めて受けていただく必要はありません。)

講義

エレクトロニクス入門からはじまって、半導体の基礎、半導体デバイスの動作原理など、半導体についての基礎を学びます。(電子工学科での、電子回路、固体電子物性、半導体デバイスの講義に相当する内容。)

半導体産業論

半導体の様々な分野についての産業構造・世界動向や、最先端の研究開発動向などについての講義です。一つ一つ独立の講義ですので、興味のあるものを受講していただけます。

対話型工場見学

東海地域の半導体工場を見学します。見学の前後に講義やグループ討論を行い、設備のすごさに単に感心するだけではなく、見学を通じて半導体技術、産業について学びます。

半導体基礎講義・基礎実験

社会インフラ、農業、バイオなどさまざまな分野でも半導体は欠かすことができません。また、半導体産業は情報、機械、化学、インフラ、水処理など様々な技術者を必要としています。半導体から遠い分野の方にも理解できるような半導体の基礎について講義群を準備中です。また、簡単な計測実験など半導体素子に触れていただく実習も計画しています。

専門(応用)科目群

半導体工学の基礎に立脚した専門的な内容です。応用(基礎)科目群の履修あるいはそれに相当する大学正規科目の履修が前提となります。

高度実践実習科目群

クリーンルームの実習を含む高度実践実習の科目群です。予算の関係で実施できる人数が限られており、また、実習を理解して行うためには専門知識が必要になることから、所定の専門(応用)科目群を習得した方を対象とします。